地区の概要

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高島屋南地区は、岐阜駅から北へ約1kmに位置しており、柳ケ瀬商店街の南玄関口としての役割を担っております。本地区が位置する柳ケ瀬は、岐阜都市圏の中心商店街として繁栄してきましたが、名古屋市内の商業開発や岐阜市郊外の大規模店の立地に伴う競争激化に伴い、岐阜近鉄百貨店や長崎屋等の核店舗が相次いで閉店するなど、厳しい商業環境に直面しています。
このような状況を打開するため、商店街では、各種イベントの開催や中心部巡回ワンコイン(100円)バス「柳バス」を走らせるなど、商店街の話題性を高め、客足の減少に歯止めをかけようと積極的な努力が重ねられていますが、商業活性化や賑わい創出は、道半ばの状況であります。
さらに、終戦後に全国的に有数な繁華街として発展してきた柳ケ瀬は、土地の細分化や建物の老朽化が進行しており、生活環境の改善や、防災性の向上など土地の有効高度利用が求められている状況にあります。
このような中、柳ケ瀬は、平成15年に賑わいや界隈性を創出する都市開発事業を促進し、かつ、大規模災害に備え、都市開発事業の促進により、建築物の不燃化、耐震性の向上、延焼防止等を図り、災害に強いまちづくりを推進する地域として「都市再生緊急整備地域」の指定を受け、平成19年には、高島屋南地区第一種市街地再開発事業が「岐阜市中心市街地活性化基本計画」に位置付けられるなど、柳ケ瀬活性化の起爆剤として期待される事業となりました。
その後、平成23年12月に都市計画決定、平成26年10月に岐阜県の組合設立の認可を受けるなど、市街地再開発事業の実現に向け、着実に事業を推進しています。

事業概況

(令和元年5月 時点)
所在地 徹明通2丁目、神室町2丁目、金町4丁目、日ノ出町2丁目地内
施行者 高島屋南市街地再開発組合(通称:「TMK」)
理事長 田宮雅雄
都市計画決定 平成23年12月
組合設立 平成26年10月
都市計画変更決定 平成28年3月
地区面積 約0.9ヘクタール
敷地面積 約6,500平方メートル
延床面積 約58,000平方メートル
規模構造 地上35階 地下1階、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、高さ 約130m
主要用途 住宅、公益的施設、商業施設、駐車場

上図は完成イメージであり変更になる場合があります。
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事業の経緯と今後の予定

1988(昭和62)年度 岐阜県商店街振興組合連合会による活性化に向けた提案(S63.3)
1999(平成11)年度 まちづくり協議会の設立(H12.1)
2002(平成14)年度 準備組合設立(H14.9)
2003(平成15)年度 都市再生緊急整備地域(岐阜駅北・柳ケ瀬通周辺地域)の指定
2007(平成19)年度 岐阜市中心市街地活性化基本計画に高島屋南地区第一種市街地再開発事業が位置付けられる
2011(平成23)年度 都市計画決定(H23.12)
2014(平成26)年度 組合設立(H26.10)
2015(平成27)年度 都市計画変更決定(H28.3)
2019(平成30)年度 工事着工(H31.3)
2022(令和4)年度 完成を目指す

完成イメージ図

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完成イメージ模型

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事業推進体制

事業コンサルタント 株式会社 都市研究所スペーシア
補償調査 一般財団法人 日本不動産研究所
基本設計、工事監理 株式会社 青島設計
特定業務代行者 戸田建設 株式会社
参加組合員 株式会社 大京、大和ハウス工業 株式会社